兵庫県立総合射撃場【管理棟】

設計
2024年

兵庫県立総合射撃場は全国でも数少ない総合射撃場の一つです。2020年9月から基本設計に入り、4年越しで完成いたしました。この場所には山々が連なり沢山の木々が植わっていました。管理棟は元あった場所に山が戻ったような切妻一部寄せ屋根の外観、木々が生えてきたようなツリー構造のエントランスホールです。

兵庫県産杉をふんだんに使い、手に触れるところは杉の温かみが感じられるように壁板張りとなっています。構造材も99%の県産木材使用率です。新しいものを作ったのではなく、以前からここにあったかのように目立たず、でも存在感のある建物となりました。但馬テイポスも使用しており、裏方でも構造に兵庫県らしさを取り入れた管理棟となっています。